古いものには価値があるのかどうか? - Kotto Shop

古いものには価値があるのかどうか?

みなさんこんにちは!毎日とても寒いですいかがお過ごしでしょうか?

今日は、古いものに対する考え方について少しお話ししたいと思います。

骨董の器たちは、古くは江戸時代、新しいものでも大正や昭和といった100年以上は前からの器になります。

いわゆる、「アンティーク」ですがそこに対する価値観というのは人それぞれです。古いものに価値を見出す人もいれば、より新しいものに価値を見出す人もいますよね。

一般的に、骨董の器は時代が古ければ古いほど高値で価値があるものとされます。そこに、作り手自身の技量や保存状態が加わり、そこが目利きにより値段に反映されています。

私自身はというと、骨董屋さんをしていますが器に限らず、古いものばかりが好きなわけでなかったりします。古着はそんなに買ったことはないし、器も現代作家さんのものや100均の器もあったりします。

ただ、やっぱりその中でも骨董の器が好きなのは、時代を超えた器ならではの手触りだったり、佇まいだったり、それはやはり時代の古さだけではない趣みたいなものなのかなと思います。

こんなことを考えたのは、先日ある古物商の先輩とお話していた時。

昔は、お店もされていたそうですが震災やコロナでお店をしまったという話の中にひとつに「最近の人は古いものがいいっていう感覚がねーからなぁ。」と言ってました。

大先輩に比べるとまだまだひよっこの私。ただ、きっとKotto Shopのお客様は言語化するのが難しい、時代の古さだけではない「なんかいいな」「大切にしたい」という想いが共有できる方たちなのかなと思っています。

先日お話ししたお客様とも、食器にはそこまで興味がない旦那さんもKotto Shopで購入した骨董の器は大切に扱ってくれると話していました。(笑)

長く、大事に、そして自分の好きなものを使いながら受け継いでもらう。

これからも、古いものに新たな価値を感じて大事にしてもらえるよう繋ぎ手のような役割になっていけたらなぁと思いました。

 

■今週の新入荷アイテム

今週は、お料理にも使い易い7寸皿が入荷しています。

その中でも、いわゆる古い江戸時代からの器も入荷していますよ。(一部既に完売済です。)

その時代の職人が何を思い描いたのか、そこも骨董を楽しむ魅力の一つ。こういった山水画が描かれているのは、その時代の日本の情景なんですよね。奥深い。

よくお料理はどんなものをのせるのですか?と聞かれるので、参考までに。古い器だから和食をのせるのではなく、こういったブルーと白を基調とした器は色味のあるエスニック料理なんかも合いますよ。

この時代らしい染付の色合いも一つひとつ表情が違うので、お気に入りを是非みつけてみてくださいね。

 

その他も気になるアイテムはこちらからご確認ください。週に1度は新作入荷アイテムをご紹介できるようにしています。

新入荷アイテムはこちらから

 

 

 

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